カテゴリ:2ヶ月目と3ヶ月目( 12 )

NYごみ大作戦

数週間前の日曜日、毎月ウェストビレッジで行われているごみ拾いのボランティアに初めて参加した。ずっと前に日系新聞で読んで気になっていたのだけど、最近知り合いのYさんが毎月参加していると知り、一緒に予約を入れてもらってやっと参加にこぎつけた。もちろん子連れ。もうひとり子連れの人もいるということだった。朝9時にウェスト4th集合なのでちゃんと間に合うか心配だったけれど何とかストローラーで駆けつけることができた。

地下鉄の中でアカルは終始超ごきげん。いつもは電車で眠るのにその日は朝も早いせいか(起きたばかり)ずっと起きてきょろきょろ、うきうきしていた。よしよし。ちなみにウェスト4th駅のエレベーターは何ともいえない異臭がする。ドアが閉まった途端乗ったことに後悔するほどで、まずはこのエレベーターから掃除を始めたいくらいだった。クイーンズにある駅のエレベーターはいつも超混んでいるけど臭くない。さすがマンハッタンは都会じゃ。臭い。

一人だけ遅れて9時20分くらいに到着。20名くらいの方々は路上でみなさん一緒に準備体操をしてらっしゃる。ごみ拾いの前に準備体操をするなんてさすが日本人!(ちなみに日本人の方が運営しているボランティアです)眠気を追い払うため?それともイベントの高揚感を盛り上げるためだろうか?遅れたのでどんな体操をしてらしたのかちゃんと見れなかったが、ラジオ体操みたいなのをしたんだろうか。職業柄気になる・・・。道端を見ると、とてもきれいで使い勝手の良さそうな箒やちりとりなどが並べられている。その横にはガムなどを剥がすためのこて(?)みたいなものも並んでいる。

「あんたたちは何者?って聞かれたら名刺を渡してくださいね~」と名刺をもらう。NY Beautifier(NYを美しくする会とでも訳せるか)。目立つようにおそろいの黄色い帽子やオレンジのスカーフをめいめい付けて、決められたグループに分かれて決められたブロックに向かった。おお、やる前から参加者の意気込みが感じられる。それにしても何てきちんとオーガナイズされているんだろうとつくづく感心した。

私のグループは5人でウェスト4thの駅を6番街沿いに北上した。道はお祭りの後のようにかなり散らかっている。このボランティアは初めて1年半になるそうだが今日が一番汚いらしい。昨日かなり暖かかったせいだろうか。ストローラーを横に停めながら箒で道を掃き始める。この会のリーダーのお一人と思われるテリーさんはものすごく丁寧にじっくりと、知り合いのYさんはタタター、タタターと道を走り回り、どなたも黙々とお掃除に打ち込んでいる。と、ここでアカルはいきなりミルクタイムになってしまった。箒を片手に持ってきた粉ミルクをやる。ううう、私も早く掃除を始めたいのに・・・

ミルクも飲んでさあ、やるぞ!と始めるも2分くらいでアカルは泣き始めた。おかしいなあ、いつも外では泣かないのに・・・。それでもしばらく放っておいたら本格的に大泣きしはじめてしまった。どうも淋しいらしい。今までは外に出すといつもニコニコしてたからちょっとビックリした。これも成長の過程?行き交う人も振り返るほどの大泣きで、あんまり放っておくと幼児虐待でポリスにしょっぴかれそうだった。しかたなくアカルを片手で抱いて、もう一方の手で箒をつかんで道を掃く。こうなりゃ意地じゃ。片手で上手く掃けないときは素手で拾ったりもした。他の参加者の人にも「すごいですねえ」とか言われた。特に貢献しないまま意地だけの参加でお掃除終了。しかしながら道は見違えるほど綺麗になった。その後はみんなで掃除道具を洗って拭く。うーむ、どこまでもしっかりしている。

しかしこれは、日本人だけでなくアメリカ人にやらせたいなあと思った。特に小さい子供なんかにものすごくいいんじゃないだろうか。日本の学校には生徒が自分達の教室を掃除するという習慣がある。私が憶えている限りでは小学校では高学年の生徒が低学年の教室を掃除していた。今から思えば、お兄さんお姉さんありがとうって感じだ。アメリカ人にはアメリカ人の言い分があるだろうけれど、私は絶対これを見習って子供たちに自分の学校を掃除させるべきだと思う。掃除道具を洗うなんて、アメリカ人が聞いたらビックリ仰天ものだろうけどすごくいいと思う。アメリカの学校や家庭は使い捨ての食器やコップを使うことが多いので、まずそれをやめてもらいたい。小さい頃から使い捨て文化で育ったらそれがもちろん普通だと思うだろう。

その後は会の発起人、中西さんが経営する”秋”というレストランに移動して反省・報告会を兼ねながらお昼ご飯をいただく。本やCDやTシャツなどを売ったり、“秋”のお客さんがこのボランティアのためにくれたチップなどを貯めたお金で食材を買い、参加者に無料で振舞われる。参加者は老若男女さまざま。意外にも男の人がたくさん。毎回必ず参加している、もしくは何度も参加しているという人がほとんどだった。ここでアカル氏は便意を催され、私は小さなトイレでダンサーとしての技を活かしながらオムツを替えねばならなかった。

食後はセブンス・アベニューのスタバへ行ってタダでくれるというコーヒーを飲んだ。以前ここのマネージャーの一人が店の前を掃除してくれたことに感激して、彼女が働いているときはコーヒーをご馳走してくれるようになったそうだ。コーヒーを飲みながらテリーさんたちとお話していると、やはり今までにいろんなエピソードがあるらしい。すごくいいことしてるんだから、もうちょっと有名になって人に知られるようになればいいんだけどなあ。仮装でもしてやらないと話題にならないのかなあ。

あんまり役に立てなかったけどみなさんは「次世代が来てくれた」と喜んでくれた。アカル、4、5年したらキミもやるんだよ。掃除をするようになってから道端のごみが気になるようになったとみんな言ってらしたが、なるほど、その以来私もごみがやたらと目につくようになった。ちなみに私は家の掃除はほとんど旦那にやらせている非掃除人だけれど、なぜか人の家とか職場ではバリバリ掃除・整頓してしまう人間である。ごみ拾いのボランティアに行くと言ったら旦那はびっくりしていたが、優しいのか諦めているのか何も文句は言わなかった。

このごみ拾いの会はマンハッタンから始まってブロンクス、ブルックリンにも広がっているらしい。私の住んでるクイーンズにはまだないので、近い将来私が代表になってごみ拾いの会を一度やってみたいと思う(一度だけかい?)。5月末にセントラルパークで行われるジャパンデーではごみ捨てナビゲーターをするらしいので興味のある方はぜひ。私もできたら参加します。


ミクシィ「ごみ大作戦」のコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3086941

以前の活動写真。みんなかわいい。
http://web.mac.com/digitalportfolios/Site/Apr_20th.html

参加申し込みはコチラ。私もまた参加します!(豚インフルエンザが落ち着いたら)
http://nysouji.seesaa.net/article/70498982.html


前に書いた日記のロケット発射写真。やっと撮れたのでここに載せときます。

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by flyingbocian | 2009-04-25 18:31 | 2ヶ月目と3ヶ月目

初めてのイースター

会社にも属してないし家族も近くに住んでいないので未だにアメリカの行事のことがよくわかっていない私。でもこないだの日曜日のイースターは、近所に住む旦那の弟が食事に来ることになっていたため、限られた知識を駆使して久しぶりにちゃんとしたご飯を作ってみた。

ポーランドのスープ(ジューレック)、ポテトサラダ、にんじんと黄色えんどうのグラッセ、ビーツの葉っぱをポークのグレービーで煮たもの

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カントリースタイル・ポークリブ(骨なし)、にんにく

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あとは写真とってないけどポーリッシュ・ハム、ソーセージ、チーズ、ビーツサラダ、チーズケーキなど。
こんだけだけど用意するのけっこう時間かかった。
アカルにイースター用(?)のよそゆきのうさぎ服を着せて・・・

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か、かわいすぎる。。。あうーッ(雄たけび)

でも結局旦那の弟は風邪で具合が悪くて来れなかった。

翌日、「この子もファースト・バニーはちゃんともらわなくっちゃね。」と言って、お隣のおばあさんがアカルにうさぎのぬいぐるみをくれた。「昨日渡せなかったから」

何てやさしい人なんだろう。とてもうれしい。私がイースターのことなんて何も知らないのをちゃんと承知だったんだろう。イースターは一応宗教行事だけどアメリカで広く知れ渡ってるものだから、これからは一般的な常識もちゃんと知っといてあげなくちゃなあ。なにしろアカルはアメリカ国民でもあるのだから。イースターにはゆで卵を食べることだけはかろうじて知っていた私だったが、うさぎの人形をあげるなんてちっとも知らなかった。そういえばパレードでもうさぎの格好した人とかいたっけ。何でキリストの復活とうさぎが関係あるんだろう。

「口の中にバニーを入れさせちゃダメだよ。毛が口に入っちゃ大変だから」と、これまたわざわざ教えてくれる。うさぎのぬいぐるみはやわらかくてフサフサしてるので、確かに気をつけないといけない。私がうっかり者だということもちゃんとお見通しなのだろうか。

ポーランドでは翌日の月曜日も“イースター・マンデー”といって引き続きホリデーらしい。旦那の弟がもしかしたら来るかもしれないというので、また食事を作るの面倒やなあと思っていたら、その日も彼は具合が悪くて来ることができなかった。来年こそはポーランド人家庭に招かれてちゃんとしたイースターディナーを味わいたいものである。

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by flyingbocian | 2009-04-14 03:41 | 2ヶ月目と3ヶ月目

なめとんのかい

たとえばオムツを新しいのに替えたとたんにブブブーッときて、それも溢れ出したりなんかしちゃって真新しい服やら靴下やら全部替えなきゃだめになったときなんか。いや、まあそれはいつもなんでいいんですけど、それに快食快眠快便って大事だし。どっちかといったらお見事、私もうれしいよって感じなんだけど。でも男の子だからオムツ替えてる最中にピーっとやられないようにちゃんと布をあてながらやってんのに、わざわざ手でそれを取ってピーってやるなんて・・・目ん玉飛び出たぜ。

いや、そんなことはご愛嬌だからいいんだけど、それにしても何で時々一日中泣きわめくんだろう?

それも朝はニコニコ、いたって機嫌がよくて、単純な私は「あ~これからいいことばっかり起きそう~」なんて小さな幸せをかみしめちゃったりなんかした後に、火がついたように泣く。その日はそういう日だった。大雨だったので外にも出られないし、おっぱいやったり、音楽かけたり、粉ミルクやったり、スリングに入れたり、笑いかけたりしてもダメ。多分いつも外に散歩しているときに眠るから、それが出来なくていらいらするんだと思う。どうしようもないからそのままほうって泣かせておいたら、いつまで経っても泣き止むどころか激しさを増して、抱きかかえると服もシーツもずぶぬれになるほど泣いて汗を掻いている。ちょっとかわいそうなことをした。何やかんやで夕方になり、お腹ぺこぺこになりながらアカルをスリングに縛り付けて晩ご飯のしたくをする。体の前で抱っこしているので物を切るときは体を斜めにして切り、炒め物をするときは油がかからないように布をかけたり、冷蔵庫を足で開けたりする(危ないので真似しないでください)。こういうときはいつも体が柔らかくてよかった~と自分に感謝する。アカルはまだスリングの中でぐずぐず言ってる。

8時半ごろ旦那帰宅。「モーンちゃ~ん(アカルの愛称)、ただいまぁ、お元気ィ?」と能天気な声にカッチーンときながらも「今日はね、モンチキひどかったんやでーうっうう」と話そうとすると、スリングの中でアカルはニッコーリとほほ笑む。「ああ~モンちゃん、ワン・サウザン・バックス・スマイル~(1000ドルのほほ笑み)」と嬉しがる旦那。むっかー

それでも気を取り直して「あ~モンちゃん、機嫌直ったの?じゃあ私にも笑って~」とほほ笑みかけると、プイと顔をそらす。旦那が笑いかけると、またもや、にまーっと笑う。・・・・なめとんのかい、おら。こんなに身を粉にして尽くしてる私はどうなん??もしも離婚することになったら、アンタは向こうにつくんかい、おい、こら、ワレ。(注:物語を面白くするためにわざと心の闇を色濃く演出しております。実際に言ったわけではありません)でも私は大人だから、フッ、これはお天気みたいなものなのよ、誰のせいでもないのよ、と無言で自己完結させていた。それにしても何か納得できない。むかむか

しかしこの間NJで朝からヨガクラスを二つ教えたあと、友人の教えるダンスクラスに行き、その後もお茶しに行ったりしてほぼ一日中旦那がアカルを見てくれたことがあった。7時ごろ帰ってくると、台所からアカルの泣き叫ぶ声がする。そこにはアカルをスリングに縛り付けながら皿洗いをしているマイケルの姿が。
「ど、どーしたの?」
「いやー、モンチキン今日一日中泣き止まなくてさあ・・・いろいろがんばったんだけど」
「気にしなくていいよ。そういう日なんだよ」
すると彼は
「うん、でもベビーシッター先でいつもこうなのかな。彼女も大変だなあと思って。」
というではないか。

ちょっとー、そりゃワシじゃ、ワシ!ベビーシッターなんて1週間に1回あるかないかやろが、ワシが毎日見とんのじゃ~、このボケ!(注:言葉はわざと脚色してあります。)
そのことを反論すると「そうだね、でもお天気みたいなもんだから、仕方ないよね」とノタマウ。
そりゃワシがこないだ心の中でつぶやいた言葉じゃ!ったく。

ま、いいんですけどね、ほんと。ワタクシ大人ですからブログに書いてそれで心を静められますから。ふんだ。


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by flyingbocian | 2009-04-12 13:42 | 2ヶ月目と3ヶ月目

初めてのプレイデートとダンス

プレイデートとは・・・

子連れの親たちが誰かの家や公園などに集まって子供たちを一緒に遊ばせる、一方で親も話しながら情報交換したりして親子共々楽しい時間を過ごすこと。

たぶん。

アカルはまだ3ヶ月半なので他の子供と一緒に遊ぶこともできないけれど、プレイデートでは私が他のママさんたちと知り合いになれてストレス軽減にも役立つし、子供にとっても小さい頃からいろんな子供たちと接する機会があると真似をするせいか発達も早くなるらしい(早い方がいいのかどうかはわからないけど)。

ということで移民の町クイーンズでもひときわ移民色満載のフラッシングの公園に行ってきた。フラッシングはうちから車で15分くらいだけど、私はまだアカルを巻き込んでハイウェイの運転に踏み切れないので、地下鉄と歩きで40分くらいかけて行った。少し遠いけど毎日2時間くらいストローラー(ベビーカー)を押して散歩している私には全く苦にならない。なぜフラッシングかというと、ただ単にフラッシングが好きだから。ここには巨大な台湾系チャイナタウンやコリアンタウンがある。インド人もいるし東南アジア諸国人もいるしアジアが漫然とひしめきあっている。私は高架を走る7トレインが好きで、かつ遠いところに行くのが好きなので、7トレインの終点フラッシングにはどうしても惹かれてしまう。公園ではネットで知り合ったフラッシング在住の二人のお母さん達と初めてお会いした。それぞれ二人と三人のお子さんを育ててらっしゃる。子育ての大先輩だ。

とても暖かい日だったので公園は子供でいっぱいだった。私は初めての公園プレイデートに少し緊張気味。お互い子供に目を走らせながらの会話でもあり何を話したんだか全然憶えていない。アカルを連れて他のお母さん方と会うとき、私はいつも少し緊張してしまう。それは私なんかが母親と胸をはって言っていいんだろうかと思ってしまうから・・・いや、もちろん胸をはるべきなのだが、何となくだましてるような気持ちになる。“母”という言葉を思い浮かべると何だかまだくすぐったくて慣れない。

粉ミルクをやったりオムツを替えたりストローラーでぐるぐる回っているうちに2時間くらい過ぎて、アカルもぐずりだした。そろそろかなと思って、まだあまり話せてなかったけど帰ることにした。歩き出すとアカルは泣き止んで眠るだろう。プレイデートではどうしてもコマギレになってしまう会話にも少しずつ慣れていくだろうか。もう少し近ければなぁ。

* 今回もカメラを忘れたので写真はMasaさんのものです。ダッシュ三連発。

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その後はそのまま地下鉄でマンハッタンまで行った。ヴァーモント州に住んでるお友達のSちゃんがダンスのレジデンシーでフリー・オープン・クラスをやっていて、それに参加するため。実は昨日も、旦那にアカルを見てもらって受けてきた。ちょっとユニークなクラスなので、参加者は私一人だった(笑)。本当に久しぶりに踊ったけれど、とてもよいクラスで久しぶりに本来の自分を取り戻した感じがした。それで今日もどうしても行きたくて、子供を連れてきてもいいというSちゃんの言葉に甘えてソーホーにあるスタジオまで行ってきた。地下鉄にはエレベーターがあるので移動はどうってことないんだが、スタジオは4階にあってエレベーターは鍵を持ってる住人しか使えない。これは死にそうだった。入り口で通りがかりの男性がストローラーを運んでくれたけど何故か2階までしか行ってくれず、何階まで行くのとも聞かれなかったので私も特に何も言わず礼を言って、後はSちゃんに手伝ってもらった。

今日も参加者は私だけだったので、二人でリラックスしながら、クラスというよりはオープンなエクスペリメントという感じ。最初は各自床に寝転がって、自分の体のいろんな重みを感じながら自由に動いてウォームアップをした。体のあちこちに耳を澄ませていると、自分という存在が膨らんだり縮んだりする。ああ久しぶりだな、この感覚・・・。アカルも床に寝転がってキャッキャと喜んで手足をバタつかせていた。

たとえば作曲をする人が道を歩いてたら、同じ道を歩いても普通の人とは違う風に音が耳に入ってくるんじゃないだろうか。同じようにたとえば小説を書いてる人が話の展開を考えながら道を歩いていたとしたら、やっぱり全然違った体験の散歩になる可能性は高いんじゃないだろうか。画家だったら、数学者だったら、泥棒だったら・・・。そして自分の感覚を研ぎ澄ませば澄ますほど、ほんのちょっとの行動にもその人にしか味わうことのできない体験をするんじゃないだろうか。踊りながら、自分の体を通して感じることを深めながら、こういう風に踊るのと踊らないのとでは、大げさかもしれないけど全く違った人生や世界を生きることになるなぁと実感した。そういえば、私はずっとこんなことをやりながら生活してたんだった・・・・

そう感慨に耽られたのもつかの間、お互いに即興で短いソロを交互に踊っていくというエクササイズをやってると、アカルがグズグズ言い出して最後にはわんわん泣き出した。長いこと外に出ているので疲れたんだろう。無理もない。その後は申し訳なかったけどほとんど何もできなかった。それでも1時間弱くらいは何やかやできたので上出来だったかもしれない。Sちゃんとはお互いのダンスの感想を言い合って、それから世間話をしたけど、それもどことなく“体感覚”や“文化の違い”など常日頃考えていたことに関連していたのでクラスの延長みたいな感じで楽しかった。

それにしても少し踊ったり体を緩めたりしただけで、いろんな感覚がよみがえってくるものだなあと思う。そういう意味では私は踊る者であり、日々動きながら何かを感じたり考えたりしないと生きていけない人間である。アカルが大きくなったらそんなことも話してみたい。

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by flyingbocian | 2009-04-12 06:33 | 2ヶ月目と3ヶ月目

ロケット発射

生後2ヶ月を過ぎた頃からアカルは一人で夜にベビーベッドで寝るようになった。それまでは抱いていないとびいびい泣くので仕方なく私の横で添い寝させていた。ところが寝ながらしょっちゅう奇声を発するから私は全然眠れない。見かねた旦那が、ある日「今日からベッドで一人で寝かせる」と言ってリビングにあるベビーベッドの横に椅子を置いて、自分はそこにすわりながらベッドのアカルにほんの少しだけ入れたミルクを哺乳瓶から飲ませた。何をしたのかよく知らないけれど(私はさっさと2階の寝室に行って寝たので・・・)それ以来いきなり一人で寝るようになったのだ。それも一晩中起きずに朝の7時か8時まで(時には8時半過ぎても自分からは起きなかったりする)ストレートに寝る。アカルの株が我が家で一気に上がったことは言うまでもない。

そのころからか、アカルは絶対毛布に包まって寝ないようになった。両足で毛布を蹴っ飛ばし、遥か下に押しやってしまう。彼は寝巻きにスナッギーと私たちが呼んでるスリープサックを着ているので、そんなに寒くはないのかもしれないがなにしろ真冬のNY。それもうちは一軒家なので普通のアパートみたいにガンガン暖房を入れていない。というかボイラーが古くて大きな音を立てるので夜は暖房を切っているのだ。搾乳のため何度か夜中に起きるたび、階下の眠れる王子に毛布をかけてみても朝にはちゃんと毛布は蹴とばされている。

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それどころか何故かアカルは寝ながらどんどん上に進んでいってしまう。朝にはいつもベッドのバンパーに頭を押し付けて首がくの字に曲がっている。アレクサンダー・テクニック(首、背骨の力みや癖を解放して体全体の動きの質を高めるワーク)教師の母としては大変気にかかる。寝かせるとき、ベッドの一番下においても朝には必ずくの字になっている。時にはさらにそのまま押し進み、真横になってから逆さに元来た道へ向かっていることもある。一体何が彼を突き動かすのだろう。

ある日、スナッギーだと足が動かせなくてイヤなんじゃないかと旦那が言い出した。それでズボンをはかせて寝させたところ、お見事、朝になっても夜寝かせたところと同じ場所で毛布に包まって寝ていた。

マイケル、すごい!!
と褒め称えたところ、彼もまんざらではない様子で元々高い鼻がより一層高くなっていた。
ああ、私に一家を養えるだけの稼ぎがあったら彼に専業主夫してもらうのにィ~

ところが翌朝、同じく非スナッギーで寝かせたのにやっぱり元のロケット発射でバンパーに追突していた。なぁ~んだ。全然マイケルすごくないやん。

ということでアカルの寝相は今もアレクサンダー的にはいただけない状態のままである。

* ロケット状態の写真は何度かトライしたのですが、リスクが高すぎて未だに成功しておりません。
  ちなみに下の写真はヨガの生徒さんのMasaさんによるもの。ありがとう!

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by flyingbocian | 2009-04-12 05:16 | 2ヶ月目と3ヶ月目

ギャハハ

ようやく暖かくなってブルックリンの植物園に行った。春なのでどうしても桜が見たくて、日本に帰ろうと思っていたのだが、アカルも小さいしパスポートが間に合わなそうなのであきらめた。そんなら今年こそはワシントンDCで満開の桜を見ようと思ったけど(以前に一度行ったときは遅すぎて全部散っていた・・・)、やっぱり乳飲み子を連れて片道5時間の旅は大変なので断念。そんならば片道2時間のフィラデルフィアにもさくらで有名な公園があるでー、手遅れにならないうちにもう行くわーと先週から私はわめいていた。春ってホームシックにかかりやすいの、私・・・。実は今日、そのフィラデルフィアに行く気まんまんだったんだけど、日本とは違って3月末ではまだまだ開花は先だということが判明したので、急遽近場のブルックリンに行くことになったのだ。今日、火曜日は毎週入場料がタダなので咲いてなくても安心ということで。

ちなみに運転は私がした。私は運転があまり得意じゃない。運転免許を取ってから8年くらいたってるけど、バックで駐車したりできなかったりする。走れても停められないんだからかなりヤバイレベルである。だからいつもは歩くか自転車かバスか地下鉄なのだが(最近は毎日2時間くらい歩いてます)、子供も出来たし仕事や何やかやで遠出が多いので、よっしゃ~と腰を上げて練習することにしたのだ。コーチ(夫)もいるしナビゲーターもあるので高速に乗って25分くらいのドライブは何とか無事できた。それにしてもアメリカの道路はちゃんと線が引かれてないので、一車線だか何だかよくわからんことがある。それでブッブーとよくクラクションを鳴らされる。

ブルックリン・ボタニカル・ガーデンは、昔、わりに近所に住んでたこともあって私にとって思い出の場所だ。いつも入場無料の火曜日にしか来たことがないけど、よく芝生に寝転がって本を読んだりストレッチをしたりした。毎年行われるさくら祭りに踊りで参加したこともある。今日は久しぶりの暖かい日だったのでたくさんの人が来ているだろうと思ったが、これが意外に少ないかった。どの木にもまだまだ花が咲いてないからだろう。あでやかに咲いているのは木蓮とあけぼのという赤っぽい花の桜、それに数本のピンクの桜の木くらい。木蓮はなぜか日本の方がきれいだといつも思う。木造の家や背の低い塀に似合うのかもしれない。すずらんや椿、水仙など小ぶりの花はたくさんあったけど、大抵の大きな木は丸坊主で寒々しい限りだった。2時間もかけてフィラデルフィアに行かなくて本当によかったと思う。

帰りも私が運転したのだが、家の近くで市バスに後ろから激突しそうになって夫に怒鳴られた。ちなみに私は家のドライブウェイで花壇の脇にぶつかってパンクしたこともある。

きれいに咲いている桜
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木に乗せようとしたら泣いてしまった。
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こういうモコモコ系が好き
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家に帰って台所にいると居間からマイケルの呼ぶ声が。行ってみるとマイケルがアカルの足をくすぐっている。するとアカルはギャハハハッと声を出して笑っているではないか。今まではちょっと挨拶みたいににっこりするだけだったのに、突然わははって笑ったのでびっくりした。まるで本当に「ちょっとお父さん、くすぐったいで」みたいな感じでギャハハって笑ったのだ。まだ3ヶ月なのに、ほんの2ヶ月前までは一日中眠っていたのに本当にすごいなと思う。最近はどんどん人間らしくなってきた。突然両手を胸の前で組み始めたり、おもちゃを手でつかみ始めたり、このまますぐ大人になったらどうしようって思うくらい。

アカルはその日たくさん泣いた。ずっと外にいてのんびりできなかったからかもしれない。何かの記事で読んだけど、脳の発達が飛躍的に伸びるとき赤ちゃんはよく泣くことがあるそうだ。きっとたくさんの刺激に興奮して気持ちがいっぱいになってしまうんだろう。アカルの脳みそも皺がたくさん増えたのかもしれない。

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by flyingbocian | 2009-04-01 13:41 | 2ヶ月目と3ヶ月目

寒空のバーベキュー

今日の育児は我ながらうまくいった。
だんだん泣き方で何がほしいのか少しずつわかってくるようになった。たぶん。フフ

ところが夕方になって来週だと思っていた友人の誕生パーティが今日だったことが判明した。この友人とはもう何年も会っていなかったので久しぶりに会いたかったけど、知ってる人が誰もいないパーティなのでどうしようか迷っていたのだ。この手のパーティはうまくいけばとても楽しいけどうまく行かなかったら最悪で、それこそ壁の花になってしまう。アメリカ式のパーティは、来る時間も適当、帰るのも適当、誰が来ても適当にそのへんの人と話す、というものが多いので誰かを誘って行くのが賢明なのだけれど、こんな急に駆けつけてくれる人もいないし旦那は私の友人の集まりには基本的に参加したがらないしで困った。でもせっかくなのでアカルを連れて少しだけ顔を出すことにした。長らく会ってなかったその友人にどうしてもアカルを見せたかったのだ。急遽夕飯を作り、ちょうど早めに仕事から帰ってきた旦那に車で送ってもらって1時間半後にピックアップしてもらうことにした。

その日はとても暖かい日だった。あまり寒くない、という彼の言葉を鵜呑みにしてアカルの上着も厚めのフリースのジャケットのみで、カーシートに入れて会場のアパートまで行った。車を降りて外の冷気にかなりびっくり。日が暮れていつの間にかかなり気温が下がっている。風も強い。心配になりながら入り口のドアを開けてもらうため電話をする。ドアのブザーは壊れているらしいので電話をすることになっていたのだ。が、誰も出ない。友人の携帯電話にもかけてみる。が、応答なし。激しい突風が吹きぬける。旦那の車はもう去ってしまっている。し、しまった。待つこと5分。私も薄着なのでどんどん寒くなってくる。パーティで盛り上がってて電話に気づかないんだろう。。わー、どうしよう。アカルはまだ3ヶ月なのだ。

泣きそうになりながら待っているとパーティに来たらしい若者の集団がやってきた。知らない人たちだったが「乳児を抱えてるのに誰もドアを開けてくれないのよー」と泣きついていると、会場提供者らしい女の人が外に出てきてようやく中に入ることが出来た。アメリカのアパートは大抵とても暖かいので、これで大丈夫・・・とホッとしていると、意外に部屋の中が寒い。ふっと見やると、バックヤードに続く奥のドアが全開になっていて外でバーベキューをやっている。し、しまった。バーベキュー・パーティだったのだ。友人の姿を求めておずおずと外へ出てみると、寒風吹きすさぶ中、たくさんの人が立ったままビールを飲んでおのおの勝手にワイワイしながらつまみを食べたりしている。一番奥にバーベキューのグリルがあって誕生日ボーイの友人が談笑しながらせっせと肉を焼いている。楽しそうだけど、はっきり言って赤ちゃん連れには拷問である。椅子もほとんどない。アカルは何も言わなかったけど、手足がどんどん冷えてきている。何もこんな寒い中、外でバーベキューをせんでも・・・。

とにかく友人のところまで行って声をかけた。「おお!来てくれたの」と喜んでくれたが、彼は肉を焼いたり人とハグしたりプレゼントをもらったりで忙しい。アカルを見せても「かわいいじゃん」と言ったきり、他のことに紛れて全然話ができない。何よぉ、もっと褒めてよぅ。

お肉を焼いてくれたけど、赤ちゃんを抱えて立ったまま食べることもできないので、やむを得ず一旦部屋の中へ戻った。そこでささっとお肉を食べ、回りにいた人と特におもしろくもない言葉を交わし(「赤ちゃん何歳?」「名前は?」「へー大きいねー」)寒さにブルッとなりながら、自分の心の声に気づく。がんばって来たのに何だか私全然楽しくない。

赤ちゃんのことだけでなく、もうこういう若者向けのパーティには全然合わないようになってきたな、と思う。その場にいる人たちとゆっくり語り合わずして何のためのパーティなんだろうか。その誕生パーティは楽しそうであったけれども。

結局もう一度友人のところまで行って「もう帰るからあと5分何か話そうよー!」とけんか腰に話しかけたけど、やっぱりゆっくり話すことはできず、人ごみに紛れてちゃんとバイバイも言えないまま部屋を後にした。ああ大失敗。体も冷たくなって、泣きはしなかったけどどことなくムッとしたような様子のアカルを見て、悪いことをしたなあと思った。

教訓その1:4月半ばまでのバーベキューパーティには行かないこと
教訓その2:子連れで立食パーティには行かないこと
教訓その3:暖かそうに感じても毛布と着ぐるみは持っていくこと

こんなパーティに親子を呼ぶなよお、と思ったりもしたけど、やっぱ子供いないとそんなことわかんないのかもしれない。と言いながら実は他にも小さな子供を連れてきている人はいた。アメリカ人強し。彼はチャイナタウン近くの会社で働いているので、今度飲茶ランチでもおごってもらってチャラにしようと思う。

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by flyingbocian | 2009-03-30 01:14 | 2ヶ月目と3ヶ月目

あかるはん、その後

いち。

ついに日本領事館へ出生届を提出。これであかるはんも立派な多重国籍者に。
それにしても領事館の人はやさしくて、アメリカの出生証明書のコピーを忘れても何も言わずに「コピー取ってきますね~」と親切だった。感激。アメリカの施設だったら追い返されてたぜ。

あかるはんは本来、ファースト・ネームが日本名、ミドルネームが英語名、ラストネームがポーランド名なんだけど、日本の戸籍では私の苗字を引き継ぐ。ミドルネームも入れたら、日本ではファーストもミドルも、ラストネーム(氏)でないものは全部一緒にファーストネーム(名)となるそうだ。間に点とかスペースとかも入らない。なのでもし日本に住むことになって学校でテストを受けるたりするときは、彼の名前はアカルマイケルとなる。変なのでミドルネームは外そうかと思ったけど、一応韻も踏んでるしいっかと思い、アメリカと同じにしておいた。ひらがなにするかカタカナにするかかなり迷ったけど、最後の最後でカタカナにした。でも“あかるはん”はまったりとひらがなにしておく。

に。

2週間前、あかるはんは初めてベビーシッターのところに行かはりました。
知人に紹介してもらったエルサルバドール人家庭のところで、5人の子供を育て上げたおばあさんが面倒を見てくれることに。二階と地階に彼女の子供たちがそれぞれ家庭を持って住んでいて、この家には8人の孫がいる。見るからに子供が大好きな明るいおばあさん(といってもまだ若い)で、私は一度会ってすっかりこの人が好きになり、週に一度あかるはんをお預けすることにしました。15年ベビーシッターをやっているという彼女は、あかるはんを見るなり「グランデ~。ムーチョ・グランデ~」と超ビックリな様子。「まだ2ヶ月?これは3,4ヶ月の大きさよ~」やっぱり・・・。でもかわいい、かわいいとすごく喜んであかるはんを抱いてくれて、あかるはんも安心してじっと抱かれていました。

それでもあかるはんを置いて地下鉄の駅に向かう途中は、心配で心配で一瞬だけど胸が張りさけそうになり、小さい子を他人に預けるなんてしていいのかなとか思ったけど「えーい何でも試しじゃ~」と自由時間を満喫することに(ミーティングに行ったんだけど)。4時間後ピックアップに行くと、あかるはんはベビーベッドの中でぐうぐう寝てはりました。周りは学校から帰ってきた子供たちや、夕方から預けられている私の知人の子供やらでいっぱい。おじさんみたいな人も居間に座ってテレビを見たりしてて、少し前の日本みたい。そのまま奥の部屋で授乳をさせてもらいながら、小学生くらいの子供に通訳してもらって(おばあさんは英語ができない。彼女以外の家族はアメリカ生まれでみんな英語ができる。)いろいろ話をした。あかるはんの股の肉の間がおむつでかぶれていたらしく、ちゃんとクリームを塗ってくれていた。赤ちゃんにげっぷさせるときも「こうやってポンポンと叩くのよ」と教えてもらった。こういう時、大家族っていいなあと思う。こんな環境で子育てできたら不安になったりしないだろうなあと、またまた亡き母を偲んだ。

さん。

土曜日にあかるはんは寒い中再び電車に乗せられてマンハッタンに連れてこられました。私が時々読んでるNY専業主夫ブロガーの講演と本のサイン会が紀伊国屋であったからです。この人はアメリカ人奥さんと双子の子供とホワイトプレーンズで暮らしています。

グラセンまで着くと何とエレベーターは故障中。ストローラーでエスカレーターをあがろうと思ったけど、また電車に乗って次の駅で降りた。その駅はエレベーターもエスカレーターもないけど、地上からわりと浅いところにあるのでもう自分でストローラーを抱えて階段を昇ってやろうと決意。こっちの駅の方が本屋に近いのだ。多分誰か手伝ってくれるだろう。どきどきしながら階段を見上げていざ!とストローラーを抱えて一気にかけあがった。私のストローラーはでかいのだ。軽くはないけどノープロブレムだった。3ヶ月前にお腹を切ったばかりなのに私ったらがんばり屋さん。改札は狭くて通れないので非常口用のドアを開けて出る。無人改札なのでアラームが響き渡るが無視。大体このアラームの意味がわからない。アラームが鳴っても誰も出てこないし誰も気にしない。次の地上への階段では通りがかりの男性が手伝ってくれて二人で運んだ。やっと着いた紀伊国屋ブックストアは、何故か二階のエスカレーターに乗るには従業員の人に頼んで外のエレベーターに乗せてもらわなければならない。なんやかんやで20分くらい遅れて着いた。その間あかるはんは終始スウスウ寝ておられた。

お話はバイリンガル教育のことを始めいろいろとタメになった。著者は山崎さんという方だが、双子のお子さんとは他に誰がいようと日本語のみで話すそうだ。アメリカ人の奥さんは日本語がわからないが、家庭でも3人は日本語、奥さんとは英語なのだそうだ。そうでないと子供の日本語能力が全然保てないということ。言葉というのは文化そのものであって、英語の国で住んでいようとアメリカ国籍を持っていようと日本人の文化を継承してアイデンティティを強く持つためには、日本語学習が必須であるということ。ハーフの子は(特にマイノリティ、異民族とのハーフ)たとえアメリカ人として生まれ育ってもやはり差別や、民族や習慣の垣根がある場合があり、同じ民族間で固まりやすいらしい。その中で親のどちらの国にも馴染めず孤立する子が多いという。だから半分でも自分のルーツをしっかりと持ってほしいんだそうだ。こういうことを聞くと、やっぱり日系やアジア系の多いハワイに引っ越したくなる。

本屋を出て寒風の吹くブライアントパークで粉ミルクをあげた。
寒さに強い子になるには違いない。
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by flyingbocian | 2009-03-17 12:43 | 2ヶ月目と3ヶ月目

あかるはん、イェイイェイどすか?

あかるハンはハッと気づくとにっこり笑ってなさる生き仏陀のような方だ。
いつも片方の腕を伸ばしてこぶしを突き上げてなさる。

いつも抱いてないとお泣きになるので、その傍ら私はいつも本を読んでいる。
こういうときに読む本はやはり短いエッセイかアジア旅行記か漫画かその類がよい。
この間あかるハンを抱いてマンハッタンのブックオフまで行った。
集中して本を選べなかったので、目の前にあるものを何も考えずに手にとって買い求めた。
無差別安全牌攻撃で家に持ち帰ったのは

島田洋七 佐賀のがばいばあちゃん
下川裕治 アジア迷走紀行
川上弘美 ゆっくりさよならをとなえる
他数冊
あまり文学的とは言えないラインアップだが、どれも見事に目的を果たしてくれた。
がばいばあちゃんなどは、恥ずかしながら産後のホルモンのツボにはまり、おいおいと泣かせてくださった。下川さんもただの紀行文に留まらず、アジアの空気を遠く離れたアメリカにまで届けてくれた。

今は最後の本、川上弘美のエッセイを読んでいるが、実は伊藤比呂美と勘違いして買ってしまったもの(バカ)。この人の小説は読んだことないけれど、エッセイはなかなか品があってするりと読ませて悪くない。字数が少ないので少し物足りないけれど、エッセイなんてはりきって書かなくてもよいんだなと思わせてくれる。ほのかな生活の温度が感じられるだけでよい。文化人の料理本が売れるわけである。作中に書かれていた壇一夫(あ、漢字がわからない)の料理本などぜひ手に入れたいものである。
これらの本に助けられて何とか時間を過ごさせてもらっている。

あかるハンはお昼ごろになると、格別にっこりなさることがある。
それは大抵プーのお知らせである。
このプーは英語で、まいてぃ、とか、おるてぃめいと、とかいうのがぴったりとくる。
そんなことみなさんは知りたくないかもしれないけれど、生活の温度として一応お伝えしておきます。

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by flyingbocian | 2009-02-22 12:55 | 2ヶ月目と3ヶ月目

CRY OUT

ここ数日、私はcry outという育児法をしている。
これは私が解釈するに、赤ちゃんが泣いたら安全を確認したうえでそのまま泣かせておく、というやり方。こう聞くと簡単そうに思えるが、そう簡単ではない。赤ちゃんというのは、原則的に何か理由があって泣くわけでその理由をのぞいてやれば泣きやむことが多い。そしてそれをやってやれるのは親だけだから。

こんな私の育児も生後2ヶ月になって、ようやく新しい曲がり角に来たと思う。
泣き叫ぶ我が子を放っておいてもある程度気にならなくなった。
赤ちゃんは5分か10分くらい激しく泣きわめいて、声がかれて疲れて寝てしまう。
とても楽だ。
もちろんいつもそうしている訳じゃなくて、何かしなくてはならないときにだけこれを実施してるんだけど、1日に1回でも2回でもこれができると本当に楽。
この「気にならない」というところがポイントで、最初はやっぱり親としていろんなことがどうしても「気になった」。何をするにも、これがもとで死んだらどうしようとビクビクしてしまって、赤ちゃんが泣くと一緒に泣いてしまったりもした。しかしながら本来大雑把な性格であるし、おそらくホルモンも(ああ、心のふるさと鶴橋でホルモン焼肉が食べたい)バランスを取り戻して心と体が落ち着いてきたのだと思う。

おっぱいをあまり吸わなくても「気にしない」(粉ミルクは飲んでるから)。
顔に湿疹ができても「気にしない」(検診のときに医者に聞けばいい)。
お風呂で暴れても怖がらず押さえつける(ぎゅっ!)。
自分のことが何もできなくても「気にしない」(だって時間ないんだもん)。
うんちの量が尋常じゃなくても「気にしない」(これは少し気になる)。

本によると生後3ヶ月くらいまでは自我が目覚めていないので、放っておかれてもトラウマにならないそうだ。しめしめ。あと1ヶ月は楽ができるぞ。

てなわけで、どんどん育児が楽になる。
二人目はとても楽になるというのは多分本当のことだろう。
自然に気にならなくなったことは、自然に受け止めていきたい。
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by flyingbocian | 2009-02-20 12:54 | 2ヶ月目と3ヶ月目


異国のNY砂漠で子育てを乗り切るため睡眠を削って綴るもしかして爆笑もしかして涙ほろり日記


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