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半年経って

旦那の知り合いのおばあさんとダイナーに朝ごはんを食べに行ったら、ちょうどその日は24日で、クリスマスイブ生まれのアカルは6ヶ月になった。偶然、旦那もそのおばあさんも月は違うけど24日生まれだったから「イエーイ!We are 24s!」ってよくわかんないことで喜んでいた。

半年とは早いような長いような。でも半年前までモンチキンがこの世の外側に生まれていなかったなんて信じられない。

赤ちゃんの成長って本当にノヴァ大爆発の如くドラマチックで輝かしい。何しろこの間まで昼夜問わずずっと寝てたのに、もうおもちゃのピアノを叩いたり、バナナを少し潰しただけのものをバクバク食べてるんだもの。お粥、ヒジキの煮たの、豆乳、にんじんの煮たの、豆、フルーツ、ヨーグルト、野菜スープ、何でも食べる。私たちが食べていると、口をポカーンと開けてじいいっと見つめる。多分、アカルは母乳やフォーミュラより早く普通の固形物が食べたくて仕方がないんだと思う。食べたい、食べたいというキラキラした気持ちがビンビンに伝わってくる。

最近はお昼寝もちゃんと規則正しくするようになって、夜中はまだ何度も起きるけど(なぜ?涙)ずいぶん楽になった。朝は大体6時半か7時くらいには目を覚まして隣でバタバタしてるけど(この頃は私と添い寝が多い)まだまだ眠い私はしばらく知らんぷりして目を瞑っている。そーっと目を開けると、大きいお目目をぱっちりと開けて下から上目遣いにじいいっと私の目を見入っていて、私が起きているのに気づくと少しずれたタイミングでキャキャキャーと笑う。いびきをかいたフリをすると両手で私の顔をバシバシ叩いて大笑いする。そのたびに「何てかわいい子供が生まれてしまったんだろう」とのた打ち回りたい衝動にこぶしを握り締めるワタクシである。

父が来ていたとき「ねえ、アカルってほんまにかわいいと思わへん?」って聞いたら「ドブスでも親には一番かわいいんや」って言うから「いや、それはそうかもしれへんけどアカルって客観的に見て大抵の子よりものすごくかわいいと思わへん?」と食い下がると「お母さんもな、お前のことかわいいかわいいって、髪の毛二つに横でくくっとったわ」と何か話が逸れてしまった。うーん、こんなに胸がジタバタするような気持ちは親にしか沸かないのかな。あんまりかわいいので「アカルはよいこ」という歌を作って歌ってたら、感極まって涙がうるうるしてきたりして親もいろいろ大変ですわ(どこが)。

ともあれ、今は離乳食をがんばってあげてます。と言っても野菜とかご飯とかを茹でたり炊いたりしてやわらかくするだけで今のところ簡単。おもしろいほど食べるので作り甲斐もある。でもこないだ小児科の検診に行ったら、初期の離乳食はむずかしいから市販のベビーフードをあげるように言われた。今は離乳食と言っても母乳以外の食べ物に慣れる程度でいいので自分で作れる、ベビーフードはあげたくないと言うと、それならインターネットや本でちゃんと調べて栄養に偏りがないようにしなさいよと言われた。まあ、それはそうなんだろうけど、そのへんをちゃんと教えてくれよって思う。医者ならよって。私は保険の関係で医者や病院があまり選択できないんだけど、どうもこの小児科医、最初から好きじゃない。エチオピア人でブルガリアやイタリアで勉強したからけっこう国際的な感覚の持ち主だけど、彼のアドバイスは何となくアメリカの典型的な育児書を読まされているような感じがする。私は生意気なのでいつも「あー、それは私の国ではやらないのよ。ごめんねー」と言って拒否している。笑 今回も「他に何か質問ある?」と聞かれて「ドクターは私が一番聞きたいことを何も知らないから特に質問ありません」ってよっぽど言ってやりたかったけど、旦那と一緒だったので言わなかった(怒られるから)。いつか一人で来たときには必ず言ってやる~。

ダイナーで朝ごはんを食べ終えたころ、旦那の知り合いのおばあさんにアカルは私に似ていると思うかと聞くと、もちろんだよ、目がすごく似てるよと言ってくれた。「前よりずっと似てきたよ」

それを聞いて少しうれしい。私には全然似てないとみんなに言われ続けてきたので。


それではみんなで歌おう! 「アカルはよいこ」

アカルはよ~いこ よいこです~
アカルはきれいなこ きれいなこです~
アカルは賢いこ 賢いこです~
アカルは元気なこ 元気なこです~
アカルはかわいいこ かわいいこです~
アカルはうるさいこ うるさいこです~
アカルは無邪気なこ 無邪気なこです~
アカルはやさしいこ やさしいこです~
アカルは静かなこ 静かなこです~
アカルはつーよいこ 強いこです~
アカルはバクバク食べる バクバク食べるです~
アカルはブーブーおなら ブーブーおならです~
アカルはまじめなこ まじめなこです~

(以下永遠に続く)


バックの洗濯物が微笑ましい一枚

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by flyingbocian | 2009-06-28 14:39 | 6ヶ月目

Just be glad I'm not your kid

知り合いの方にもらったTシャツ。「僕があなたの子供でなくてよかったね」=「僕は大変な子だよ~」
もちろんジョークなんだけど、こんなの自分の子供に着せていいのかなと迷っていたらどんどん小さくなってピチピチになったので、着せて空港まで父を送りにいった。

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家に帰ってそのまま裏庭で遊ばせていたら、隣のおばあさんがやってきて「あらっ、何てTシャツ。ひどい!」と言うのでやっぱりよくなかったかなと思ってたら、最後には「ふふ」と笑ってたのでまあいいか。

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この写真を撮るためにぐずっても泣きわめくまで相手にしなかった。ごめん!
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by flyingbocian | 2009-06-18 13:31 | 5ヶ月目

さようならお父さん

父が日本へ帰っていきました。アカルも最後はよくなついてたのでよかった。
これからまた夕ご飯を作ってくれる人がいない日々です。
とりあえずは昨日の残りのカレーを食べておこう。。。

もうすぐハイハイだねえという世間の言葉に答えるべく、数ヶ月凍結していた寝返りを盛んに再開したアカル氏。犬かきのような動きで猛特訓しておられるうちに、おしりを何回もアップ&ダウンさせ始めました。すごいけど笑える光景。ぷぷっ


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by flyingbocian | 2009-06-18 01:44 | 5ヶ月目

台所から世界を見る

父の3週間のNY滞在も後わずか。雨ばかりでどこも行けなかったけど、出不精の本人は特に気にしていない様子。昨日はTVで西部劇の映画を6時間、今日は古いイタリア映画とアメリカ映画を5時間見ていた(私は見てない)。英語も全然わからないのに熱心に「おもろい」と見ておられた。

以前父が来てくれたときは私は何だかんだいつも忙しくて、主に旦那がいろんなところに連れて行って相手してくれたけど、今回は子供がいるので私とサシで話す時間が多い。今までは父のことを「だらしのない、根性のない人」と思っていたところもあるのだが、今回は「ん?」と思うことが多かった。

父は年金と少しの収入で暮らしているため、毎月の生活費はがんばって切り詰めている。買った食材は滅多に腐らせたり捨てたりしないのだそうだ。一方、私はいつも多めに買ってしまって必ず腐らせている。

「ワシはな、キャベツでもみんな上の1~2枚は捨てるけど、絶対捨てへんのや。長いこと水であろてちゃんと食べるんや。野菜のクズもな、スープに入れて出汁にしたりな」

これはそのままマクロビオティックの理念につながるようなお言葉。

「いくら安く買うても捨てるんやったら意味ない、高いもん買うた方がましや。作りすぎてもあかん。ちょっと少なめにな、作って食べて、それで十分なんや」

・・・全くその通り。
物を大切に思うからこそ無駄なく買い物したり、丁寧に時間をかけて料理したり、ちゃんと食材を使い切るようにしたり、スローライフうんねんという前に当たり前のこと。マジで耳が痛かった。

たとえば父は塩をほとんど料理に入れることはないという。もちろんこれは、糖尿病で脳梗塞をやった経験のある父だからこそ普通よりも薄味を心がけているのだが、多くの食材には塩分が含まれているし、少し薄味にしてみることで食材の自然なうまみに気づかされたりする。「ええい、これも入れてまえ/買ってまえ」精神で料理・買い物をしている私は学べることが多いだろう。

昆布でお味噌汁や煮物の出汁をとった後、捨てずに塩昆布を炊くと言うので作り方を書き留める。

昆布を水に入れてやわらかくなるまで水で炊く
少しだけ水が残ったところに醤油、味醂を入れて炊き込む
もし固すぎたら少し水を加えて炊く
最後にほんの少し酢を入れる
他の炊き物は薄口醤油、塩昆布には濃口醤油を使う
出汁に使った乾燥しいたけも一緒に炊き込んでもよい


焼き豚とキャベツの千切り

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ちらし寿司(もう食べかけ)

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by flyingbocian | 2009-06-14 10:30 | 5ヶ月目

マクラーレンがやってきた

アカルが生まれる前に買ったストローラー(ベビーカー)はBumblerideというマイナーなブランドで、ジョギング・ストローラーと呼ばれる三輪車型のしっかりとしたもの。とても気に入ってる。リクライニングも4段階あって新生児からずっと使えるし、広くて押しやすいから赤ちゃんにも親にも心地よい。NYでは何と言っても高級ストローラーのバガブーが大人気でどこに行ってもバガブーだらけ。実は私もバガブーが欲しかったのだが乳母車に8万円や10万円もかけるのか癪だし(お金ない)、小さくて安めのバガブー・ビーは巨人のあかんぼになる予感がしていたので避けた。そんなこんなでネットサーフィンに数ヶ月費やし、バガブーほどの値段ではないけどそれほど安くもなくて動かしやすいジョギング・ストローラーに決めたのだ。ちなみに私のはもう販売されていないココア色(KOA)。この色が一番かわいいと思うけど人気なかったのかな?

http://video.google.com/videoplay?docid=-3104193185499834622

しかし・・・19パウンド(9キロ弱)なので重い。一応畳めるけど両手をつかってがんばらないとだめなので、バスには乗れない。というか乗りたくない。

先日ジャパンデーで辛苦をなめたのか、父が「マクラーレンを買ってやる」と急に言い出した。もっとも私はそれまでに「もっと軽いストローラーが欲しい」と言いながらネットサーチしていたのだが、優柔不断で決められなかったのだ。父に買ってもらえることになってからも数日、うだうだとvolo(超軽量のメッシュ生地のバギー。リクライニングなし)にするかtriumph(voloの次に軽い。生地がしっかりしていてリクライニング付き)にするか、どの色にするかで迷いに迷ってたのだが、「セコンドバギーだから一番軽いのにしろ」という父のお告げでvoloをオーダーした。すると3日の超スピード・デリバリーで届いた!

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かわいいじゃなーい!!

乗れるのは生後6ヶ月からと書いてあったけど、やっぱりアカルは大きいのでまだちょとお座りは完全じゃないけど問題なく座れた。リクライニングにならないので寝ると首が前に落っこちてくる、というウワサだったが、アカルはBumblerideでも首が左側にいつも折れるので全然大丈夫だった。

やったー!

ということで明るい黄色のバギー、気に入ってます。冬は超寒いかもしれないけど・・・
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by flyingbocian | 2009-06-11 13:28 | 5ヶ月目

今まで知らなかったその2(リサイクル編)

5月31日はジャパンデーだった。糖尿病の父と生後5ヶ月のアカンボを連れ、10キロのストローラーを地下鉄に運び、寝不足の目はしょぼしょぼ、Big Apple Beautifiers(BAB)のボランティアとしてごみナビゲーターのお仕事を手伝わせてもらうべく、その日私は97丁目と5番街のセントラルパーク入り口まで駆け込んだ。到着したのは12時半。みなさんに挨拶をしてから持参したお弁当を父と食べる。ボランティアの休憩所にあてがわれたステージ裏の木陰で心地よくホッと一息ついた。

近年、毎年1回行われているジャパンデーは今年で3年目。昨年は大量のごみが出て狸や鳥などに食い荒らされたため近所の人々に大変不評だったという。それらの反省をふまえ今年はエコ・ステーションを設置し、ごみの分別、ごみ拾いをできる限り徹底することとなったらしい。そこにマンハッタン、ブロンクス、ブルックリンで街頭清掃をボランティアで行っているBABが、NYJSA(New York Japan Student Association)と共同でごみナビゲーター役としてジャパンデーで活動することになったのである。つまり、ジャパンデーは大規模なイベントなので私たちだけががんばってごみ拾いしても絶対にカバーできないから、参加者一人一人にごみ分別をよびかけるということ。

ちなみにNYJSAとはニューヨーク市立大学 (The City University of New York) 公認の日本人と日本に興味のある学生の会だそうだ。若くて元気な学生の方たちがたくさん参加なさっていた。

Big Apple Beautifiers
http://nysouji.seesaa.net/

NYJSA
http://www.nyjsa.com/


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みなさんは午前と午後のシフトに別れて5~6時間ボランティアとして働く。私はアカンボ連れのため2時間のみの参加。なのでお弁当はでないということだった。シビアじゃのうと思いながら持参したおにぎりと玉子焼きとソーセージを食べていると、赤いTシャツを着たスタッフの女の人が(BAB関係者は黄色のTシャツ)明らかに部外者風の知り合いの人にスタッフ弁当をふるまっている姿が目に入る(私の勘違いかもしれないが)。何よお、ルール違反じゃないのォ~。お弁当にはおいしそうな鮭が入っていたので、食べたくて仕方がなかった。

1時、引継ぎの後活動開始。私は子&父連れだということを配慮してもらい、先ほどお弁当を食べたスタッフの休憩所付近の担当にしてもらった。父はすぐ疲れるので木陰にいさせてあげたかったからこの配置は大いに助かった。

スタッフの休憩所といってもブルーシートが地べたに敷かれただけのオープンスペースで、そこにたくさんのスタッフがやってくる。彼らは各イベントブースの関係者だったり、ジャパンデー事務局に集められたグランド・キーパー・スタッフだったりで、みんな私たちBABが何をすることになっているのかよくわかっていないらしい。彼らにごみ意識を高めてもらうのが私たちの大きな任務の一つ。昨年はスタッフのごみが大変な問題になったので、今年はこのスタッフ休憩所の横に細かく分別したごみ箱を設置した。ここの管理、スタッフへのごみ分別の呼びかけが私の主な仕事だった。

バタバタしていたので写真を撮る時間がなかったのがとても残念だが、それぞれ”蓋/Lids”“生ごみ/Garbage”“箸/Chopsticks”“本体/Containers”と日本語と英語で書かれたダンボール箱に丁寧にごみを仕分けしていく。これを見てアメリカ人はかなりびっくりしていたらしい。非常に残念なことに、これら丁寧に仕分けして回収されたごみ達は今回すべて埋立地(Landfill)行きである。なぜなら今回はこれだけ大量にきちんと分別されたリサイクルをセントラルパークから引き取ってくれる先がないから。えーって感じだけど、結局企画のはじまりの段階でちゃんとセッティングされていないと、これだけ大規模なイベントでごみリサイクルを成功させることはできないらしい。しかしながら今回のようにきっちりと仕分けして同じ種類のものを重ねることで嵩(かさ)も減るし、綺麗な状態でリサイクルできるのでごみが半減するという。それだけでなく、私たちのごみに対する姿勢を見てもらうことでお客さんやスタッフの気持ちに訴えていこうという狙いもある。汚い容器はリサイクルされず埋め立てに回されることが多いので、ちゃんと中身のごみは捨てて綺麗な状態でリサイクルすることが大切だ。

よく考えたら日本やヨーロッパではそんなこと常識で、みんなちゃんと綺麗に分別してリサイクルしている。それなのにアメリカではそんなことも知らない人が多いのだ。かく言う私の家人も、私が容器を洗ったりすると「それはリサイクルの前に機械で全部洗うからしなくていい」と言ったりする。もしそうだとしても一人一人が食べた後にすぐ軽くゆすいだり洗ったりすれば機械など使わなくてもすむかもしれない。どっちにしても後になればなるほど綺麗にするのは難しくなるんだから、個人でさっと綺麗に乾かしてからリサイクルしたい。しかしながらリサイクルは本来特に胸を張って言えるようなエコ活動ではないと思う。本当は捨てなきゃならないような使い捨てのものを使わないようにしなきゃならないんだけど・・・。なかなか難しい。

スタッフ弁当のためのゴミ箱の他、公園内に設置されている普通のゴミ箱も、お弁当箱や缶やペットボトルなどのリサイクルできるものが捨てられていないかチェックする。当日は伊藤園がタダでペットボトルや缶のお茶を配っていたからそのごみがものすごく多かった。中身が入っているものは全部空っぽにしてからリサイクルの箱に入れる。驚くことに空けてもいない伊藤園のペットボトルが数多く捨てられていた。ウーロン茶やジャスミン茶だったから口に合わないと思って捨てたのだろうか??じゃあ初めからもらうなっつーの。一口飲んだだけで捨てられているのもたくさんあった。伊藤園さん、申し訳ないですがあなたの商品、人気ないみたいですぜ(私はおいしいと思うけど)。

しかし一度も開けられていない飲み物を開けて中身を捨てるなんて私にはできそうもない。仕方がないのでゴミ箱の横に何本か置いておいた。しばらくしてまたそのゴミ箱をチェックすると、いつの間にかペットボトルはまた手付かずでゴミ箱に捨てられていた。うぬぬ、どこまでも小癪な奴らめ・・・仕方ないのでアカルのストローラーの籠に放り込む。それにしても残飯、多すぎ。どうしてもじっくり見てしまって、つい、こんなの食べれるんじゃないかと手でつまみそうになる。だってすごく綺麗な状態で残されてるんだもん。特に焼き鮭とご飯。私も旦那も全く食べ物を残さないので残飯をゴミ箱に捨てるときはとても胸が痛んだ。いつから私たちはこんなに偉くなったんだろうと思う。

そうこうしているうちにアカルは疲れて泣き出した。おっぱいや粉ミルクをあげてもまだぐずぐずしてたので抱っこしながらごみなどを拾っていたら、同じ班で一緒に作業していたNYJSAの学生さんが「それじゃあ大変だから、ごみを拾ったりするかわりにみんなにお弁当箱はここで捨てるように言って回ってきてください」と言われた。でも人に注意を呼びかけるのって私は中々うまくできない。人にやってもらうよりも自分でさっさと片付けちゃう方が簡単だし楽だ。BABのミーティングの時もどうやったらオープンな気持ちで人に声をかけられるかという話が出た。一応自分なりにがんばったけど、同じ班のNYJSAの人はとてもさらっと人に注意を呼びかけていて感心した。彼らは毎週(だったか毎月だったか)マンハッタンの道を1ブロックずつ南下して街頭掃除をしているらしいので、心が鍛えられているのかもしれない。

ぐずるアカルを父に預けてストローラーでうろうろしてもらったが、二人ともかなり疲れているみたいだったので3時20分ごろをメドに引き上げることにした。私はたった2時間ちょっと、それも木陰で作業しただけだったけどどっぷり疲れてしまったので、5~6時間もボランティアをする他の人たちには頭が下がる思いがした。それも午前のシフトだったのにそのまま午後も引き続き任意参加なさってる方もいたりして・・・すごすぎる。

アカルをずっと抱っこしてた父はものすごく疲れていたので、地下鉄に重いストローラーを運ぶ前にスターバックスでアイスコーヒーを飲もうと言って二人で探したが、結局見つからずそのまま地下鉄に乗った。電車は何故だかものすごく混んでて最後まで座れなかった上に、アカルにギャースカ泣かれながら駅からとぼとぼ20分歩かなければならず、途中雨に打たれてポンチョをかぶりながらストローラーを押して帰ったため、家に着いたときは私も父も口が聞けないくらい疲れていた。ばふー

そういえばせっかくお祭りに行ったのに、ステージも何も見れず、お弁当も伊藤園のお茶ももらわずで父に悪いことしたなあと思った。そこでゴミ箱で拾ったペットボトルのことを思い出してかばんから出してみると、何と二本とも一度蓋が開けられていた。まるで無駄なものを作るのが仕事みたいに、わざわざ蓋だけ開けて中身は手をつけていないようだった。仕方ないので台所のシンクで二本とも中身を捨てた。あー何か疲れたなあ。来年こそは参加者を巻き込んでもうちょっと本格的にエコな活動をしたいものである。

ちなみにこの日はアカルに甚平さんを着せたかったのだけど、天気予報は雷雨で肌寒いようなことを言っていたから用心してあったかい格好をさせていった。そしたらけっこう暑くて浴衣を着ている子供たちを横目にとても悔しい思いをした。チキショー。

「まあまた来年行けるからね」と言ったら「来年の今頃はアカル、そこら中走り回ってるやろうから、お前、ボランティアなんかしてるヒマないで」と父に言われた。

妹がくれたベイビー甚平さん

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関係ないけど寝起きのアカル氏。かわいいでしょう。(自慢)

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何をそんなに見ちぇるのかな?

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鳥でちゅよ

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お母はん、いい加減に日記終わりなはれ

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リサイクルについて知らなかったことを書くつもりだったのにまだそこまで行ってないんよ~。でもかなり長くなったので次回にします。

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by flyingbocian | 2009-06-02 05:10 | 5ヶ月目

今まで知らなかった

私の父は歯が一本しかない。しかもその最後の一本もグラグラ。父曰く「全部抜けたら入れ歯にする」んだそうだ。「もう胡瓜の漬け物もうまく噛めへん」のだそうだ。そんな父を昔だったら私はすごく怒ってすごく恥ずかしがったと思うけど、今は「まあ、その人の人生だから」とどこ吹く風である。そんな父がNYにやってきた。

産後のホルモンのバランスだか育児疲れだか何だかわかんないけど、このところずっとブルーだった私は父が来るのを楽しみにしていた。父も初孫とようやく会うことができ、最初は抱く姿もぎこちなかったけれど次第にずいぶん慣れて楽しそうにしている。父がNYに来るのはもう4回目。今回は自然と話が子供のことになった。

「お前のお母ちゃんはおっぱいやりながら酒飲んどったわ。」

私がおっぱいをやってると父がそう言った(私は大抵どこでも誰の前でも堂々とおっぱいをあげることにしている)。やっぱりと私は思った。父は酒に弱くて全く飲めないのに、母は新潟出身で酒豪だったから毎晩一人で2時間くらい晩酌していた。

「妊娠してるときは一滴も飲まへんかったけどな」
これを聞いてちょっと安心。私も時々夜中にワインちょびっと飲んだりしてるから。ちょっとくらい酒飲まされてても私のように元気に育つんやな。笑

「赤ちゃんがギャーギャー泣いたら”うるさい、おっぱい飲んでさっさと寝”って言うて自分は酒飲んどったわ。わはは」
ぎくっ。さすがに酒飲みながらはしてないけれど血は争えない。私も全く同じフレーズをいつも言ってる。

そんな話から意外な昔話がどんどん出てきた。

私が生まれる少し前、父の父とうまく行かなかった母は煮詰まって故郷の新潟に帰ると言い出したそうだ。それで身重なのに出産直前に父と母は京都から新潟へ引っ越して、向こうで寿司屋を始めたそうだ(当時父は料亭の板前、母は仲居さんだった)。

「国鉄のコンテナーを借りてな、そこにタンスやら何やら、ワシが一人で運んで積み込んだんや」

それなのに新潟と京都では寿司の味が違ったか何かで、お客さんは全然来ず、3ヶ月くらいで店は閉め、再びみんなで京都に戻ってきたそうだ。私の出産費用のお金もなくて、退院当日に母の父に頼んでお金を借りたという。そんなこと全然知らなかった。

「京都に戻って実家の1階借りてそこでまた寿司屋を始めたら、当時はあんまり寿司屋もなかったからいっぱいお客さん来てな、半年で借金全部返したわ。お母さんはお前おんぶしてな、自転車に乗って配達行って」

それまでは父の実家で父の両親と妹と暮らしていたらしいが(そんな中で私を妊娠したのね。。。)、新潟から舞い戻ってきてからは近所のアパートに家族3人で引っ越した(私はこのアパートをとても懐かしく憶えている)。

夏になると寿司屋はヒマになるので、氷を買ってきて店でカキ氷を出したら近所の銭湯帰りのお客がいっぱい来て、私もカウンターでバリバリカキ氷を食らってたらしい。

「お前は最初の子やったから、一番大変でな、二番目のときはお母さん、”ほんま手のかからへん子や”って言ってたわ」

当たり前だけど、お母さんは私を必死で育ててくれたんだな。

父は来る前に区役所に行ってアカルの戸籍謄本を取ってきてくれた。私がNYの日本領事館で出生届を出しておいたので、ちゃんと入っているか確認したくて父に頼んでおいたのだ。それを見ていると、以前何かで使わなかった私の結婚前の戸籍のコピーが出てきた。何となくじっくり読んでみると、母の欄には”四女”と書いてある。私たちの知ってる限り母には兄が一人、姉が一人いるきりである。流産か死産だったんだろうか。父も知らないと言う。

「お母さんのお母さんは二度目の結婚やったから、先に出来た子供がおったんかもな。」

でも母が一緒に育った兄は、祖母の前夫との間に出来た子供である。お金持ちだったという前夫の家族とうまく行かなくて離婚させられたのなら、男の子ではなく女の子を、それも二人も向こうが引き取るだろうか?

「お母さんのお父さんも二度目の結婚やったから、先に出来た子供がおったんかもな。」
「ワシのお母さんも戦争で旦那が亡くなって、後にその弟(私の祖父)と結婚したんや。だからワシの一番目と二番目の姉は義理の姉や。これはお前も知ってるなあ」

こういう話になると共産主義のポーランドで育って相当苦労した私の夫も、まるで父を慰めるかのように、少しずつ重い口を開いていく。昔はどこもみんな大変だったようである。

今まで知らなかった話に食らいつくように聞き入る私。しかし昔はみんな結構ぶっ飛んでたなあ。おばあちゃんたちも必死で父と母を育てたようである。

こんな話をしながら夜はどっぷりと更けていく。

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by flyingbocian | 2009-06-01 14:13 | 5ヶ月目


異国のNY砂漠で子育てを乗り切るため睡眠を削って綴るもしかして爆笑もしかして涙ほろり日記


by flyingbocian

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