<   2009年 11月 ( 1 )   > この月の画像一覧

日本珍道中その3 直島の旅

夏に帰省したときのお話。時期遅れですみません。


朝早くMKタクシーが迎えに来る。

と言っても8時台だけど、間借りさせてもらっている友人宅のお部屋はしっちゃかめっちゃかの修羅の住まう空間。その修羅とは・・・もちろんA氏8ヶ月。いくら何でも旅立つ前にある程度片付けなくてはいけないのだが、激しく痛む骨折ホヤホヤの鎖骨がやる気とやるスピードを半減させる。持っていかなくてはならないベビーグッズの何と多いことか。おまけにマイケルの咳き込みも激しくなってきている。むむ・・・

夫婦二人で激しく汗をかき、泊めさせて貰っているお宅のYさんの助けを借りて何とかタクシーに乗り込む。京都駅で妹と落ち合って現代美術の島、直島に行くのだ。わーい。私たちが買ったJRパス(外国人と外国永住者のみが使える格安乗り放題パス)でのぞみは乗れないので、1時間に1本のひかりに何としてでも乗りたいところ。

JRパスを使う初日なので少し早めに京都駅に着き、みどりの窓口奥のカウンターで手続きすると、私とアカルのパスポートがいるという。えっ!「持ってきてないんですけど」と抗議するもアメリカのように無愛想な対応で一蹴された。ムカッ。後から考えたら、本当に海外在住かどうか確認するために入国記録をチェックしなければならなかったのだけど、日本国内で日本のパスポート提示を求められるなんて思いもつかなかったぜ。仕方ないのでまた私だけタクシーに乗って友人宅へ舞い戻り、妹と旦那の待つ京都駅のカフェで再度落ち合う。くそう、また大汗掻いたぜ。京都はまだ蒸し暑いぜ。


             パスポートまだですかぁ・・・むにゃむにゃ

b0166613_112896.jpg



            おら新幹線さ、乗るだ(ア) 新幹線が入ってくるところを撮って欲しかったのに・・・(マ)

b0166613_16582082.jpg




b0166613_1131435.jpg

暑いのでターバンを巻くアカル














   新幹線で岡山まで行って従来線に乗り継ぎそれからフェリーで直島へ。港は日差しがものすごい。

b0166613_4532976.jpg


b0166613_454011.jpg


b0166613_454351.jpg


民家がギャラリーになっている家プロジェクト、ちょうど泊まった日に開催された花火大会などいろいろ楽しいことはあったが、やっぱり一番は地中美術館。何といっても建築家安藤忠雄さんが設計した建物と空間はこの美術館のみならず直島に対して強烈な印象を残した。ものすごく静かで、響きやすい空間に、薄暗いところ、さっと目が覚めるような光の溢れるところが本のページをめくるみたいに展開する。あー、写真に取りたかった(と言ってもニューヨークにカメラ忘れてきたんだけど)。でも美術館内は撮影禁止なので淡い記憶の中にだけ残すこととする。

ほんの小さな音もものすごく響くという空間の中、驚くくらいアカルは静かにしていた。赤ちゃんでもやっぱり雰囲気は伝わるのかもしれない。

http://www.chichu.jp/

三人の常設作家のうちジェームズ・タレルの作品は、何だかいつも自分が日常の中で感じていることを正確に目の前に置いてもらった気がした(HPの写真は私の印象と全然違うように写ってるのでおもしろい)。彼の作品は家プロジェクトの中にもあって、目をつむった集団がガイドに連れられて大きな土蔵の中に入って体験するものだった。これもよかった。旦那と妹と交代して外でアカルと待ちながら見た。

暑かったけれど、島の中の海に続く道や濃い緑の木々、地元のおばあちゃんたちと、何となく風景とそぐわない若い女の子や男の子のたくさんの来訪者たちが、私の目を楽しませてくれる。子連れや外国人もわりといた。こんなに賑わっているなんて思ってなかったからびっくりだ。でも何となくハレなうきうき感覚があって私は楽しかった。私は島が好きなので、相棒の旦那は東京に行ったことはないけれど、いろんな島には行ったことがある。

特別何もないこの島を現代美術の島にしようと思いついたのはベネッセの社長らしい。ベネッセって聞きなれない名前だと思ったら福武書店のことだという。東京から岡山の支店に転勤して、東京にはない田舎の暮らしをみんなに紹介したくなって、安藤忠雄と一緒に美術館建設を計画したのだそうだ。私はてっきり島のおじさんたちが島興しに思いついてがんばったと思ってたので、大手の出版社が絡んでいたと知ってちょっと残念だった。でもまあ、そりゃそうだよね。


       モンちゃん、あれが松島だよ。。。  しょーでしゅかぁ・・・

b0166613_87817.jpg



島だからさぞかし海の幸が美味しいだろうとワクワクしていたのだが、何の因果か夕飯は花火大会のフランクフルト・ソーセージのみだった。えーん。思っていたよりも店が少なく、閉まるのも早かった上、三人とも疲れ果ててたので、宮崎駿のファンみたいなおばさんがママをしているファンタジー系の喫茶店にも入る気力まし。泣きながらお菓子を食べて空腹を紛らわせる。

私たちが泊まった旅館の部屋は小部屋はみんな修学旅行生みたいな団体客に取られていて、20畳くらいの大広間の隅っこに4人で並んで寝た(一応妹と私ら家族の間には微妙な距離が置かれていた)。アカルはいつもの通り10回くらい起きて泣いたけど、妹はそれなりに寝ることができたようだ。日本に来て1週間くらい経つけれど私も旦那もほとんど眠れていない。。。。


b0166613_7503729.jpg




写真は全て妹によるもの。勝手に載せた。ありがとう!!
[PR]
by flyingbocian | 2009-11-30 05:55 | 8ヶ月目


異国のNY砂漠で子育てを乗り切るため睡眠を削って綴るもしかして爆笑もしかして涙ほろり日記


by flyingbocian

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリ

全体
自分のこと
妊娠と妊娠するまで
生まれたてから1ヶ月まで
2ヶ月目と3ヶ月目
4ヶ月目
5ヶ月目
6ヶ月目
7ヶ月目
8ヶ月目
9ヶ月目
10ヶ月目
11ヶ月目
1歳
1歳半~2歳
2歳~2歳半
2歳半~3歳
3歳~4歳
6歳
7歳
日本のこと
未分類

以前の記事

2016年 09月
2016年 05月
2015年 11月
2015年 09月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 06月
2012年 04月
2012年 02月
2011年 12月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 04月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月

フォロー中のブログ

空とぶこうのとり

お気に入りブログ(外部)

ブログパーツ

タグ

最新のトラックバック

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧